<Header>
<Author: 李商隱>
<Title: 常娥>
<Format: 七言絕句>
<Year: 1990>
<BookName: 唐詩三百首詳解  下卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 嫦娥  >
<BookPage: 269>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
雲母屏風燭影深，
長河漸落曉星沈。
常娥應悔偷靈藥，
碧海青天夜夜心。
<End Poem>
<Translation>
豪華な雲母のびょうぶの奥に、ともしびの光が深々と見えるころ、天の川はしだいに傾いて、夜明けの星も消えてゆく。 
嫦娥は不死の薬をその夫から盗んだこと、きっと月の世界に去ってから後悔したにちがいない。遠い青海原の彼方の青く広がる月世界の空に、嫦蛾のかき立てられる、その夜ごとの思いよ。その思いこそ、今のわが思いそのものである。
<End Translation>
<Formatted Translation>
豪華な雲母のびょうぶの奥に、ともしびの光が深々と見えるころ、
天の川はしだいに傾いて、夜明けの星も消えてゆく。 
嫦娥は不死の薬をその夫から盗んだこと、きっと月の世界に去ってから後悔したにちがいない。
遠い青海原の彼方の青く広がる月世界の空に、嫦蛾のかき立てられる、その夜ごとの思いよ。その思いこそ、今のわが思いそのものである。
<End Formatted Translation>